私がコイツに出合ったのは昭和５７年の暮れでした。 その頃の私はというと、新宿のとあるアパートに住んでおり、 「安月給」な研修生活が続いていましたね。 |
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当時ＣＤが発売されたばかりの時代で、私の知り得る限りレコード「音盤」は、 如何にして共振を防ぎつつカートリッジが音溝を正確にトレース出来るか？？ が 課題であったように思います。超怒級のターンテーブルやバキューム式「レコードを ターンテーブルに吸いつけ共振を防止する機構」プレーヤー等に憧れていたものです。それから１年半・・世の中から探して・・探し求めて
と同時に各社ＬＰサイズ以下のターンテーブルを持つ「良い音のするレコードプレーヤー」 も発売していた様に思います。 SONYのヘリプレーヤー等は据え置き形でLPの四分の一 の部分を「咥えて回すゲテモノ」でした。本道ならば、カートリッジで音を拾う下に 何も支えのない作りの再生装置はオーディオファンには邪道のはずですが、 レコード「音盤」ファンにはたまらなく美しい【お姿】でした。
昭和５８年にはヘリプレーヤーと共にフラミンゴも発売され、安月給をつぎ込み 高いほうのPSF9を入手しました。 そしてサウンドバーガーとフラミンゴ 両方を所持し悦に入っておりました。
その後、昭和６１年から平成１１年ごろまでは仕事や家族の事などで趣味どころでは ありませんでしたので、暫く実家の物置きや仕事先の物置きにこれらポータブルプレーヤーは 放置されておりました。
十数年が経過し一寸息抜き！！ 再びオーディオなるものをはじめましたが、 時代はＣＤの時代、それではへそまがり洋彰庵、魂が許しません。所持する音盤たちを 手厚く葬る前に、街中で活躍させてあげる。
再びみたび、バッテリー駆動のレコードプレーヤーを探し求めるのでした。
「いい音ほしい人、サウンドバーグする人」を求めて・・・・
ある時 オーディオテクニカ社にメールで問い合わせをしました。
平成１４年の２月でした。当方のサイトからサウンドバーガーを譲って下さいというテクニカから返事がありました。
メールが月に数件来ます。 ということは手軽にＬＰや
ＥＰを聴ける環境を欲しがる＞（古くて新しいスタイル？）
趣味人間が多いという事ではないでしょうか？
カセットレコーダー「ウォークマン」が台頭し普及した
時代に、御社がサウンドバーガーを発売した事は非常に
興味を持つ事柄ですし、実際にそれなりの良い音で聴けました。
今、ＬＰを手軽に持ち歩けるプレーヤーで聴きたい趣味人間
は多いと思います。再発の予定等はないのでしょうか？
＞平素は弊社製品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
＞早速貴殿のホームページを拝見させていただきましたが、
＞ここまで可愛がって頂けると弊社としてもうれしい限りです。
＞確かに弊社にも、サウンドバーガー再生産についてのお問い合わせが
＞しばしばございます。
＞しかし残念なのですが、発売後かなりの年数が経ってしまっている為、
＞筐体や部品の金型が使えなくなり既に破棄しており、復刻生産は現状
＞不可能な状態です。又、当時の電子部品も現在入手が難しい物が多いとも、
＞弊社工場より聞いております。
＞ご提案いただきました、ホームページ上で募集台数が集まったら
＞生産という件ですが、
＞金型を再度立ち上げるとなると、おそらく数百人では
＞金額的に生産は難しいと推測しております。
＞折角のご提案に良い返事ができずに大変申し訳有りません。
＞しかしアナログオーディオのニーズは確かな物があると理解いたしました。
＞吉利様のご意見は、今後の製品開発に役立てていく所存でございます。
＞今後とも、弊社製品をご愛顧いただけますよう宜しくお願い申し上げます。
という事は数千人が欲しいとテクニカにメールすれば再生産されるでしょう。
２台所持［PSF9 ,AT727］であったバッテリー駆動
のレコードプレーヤーは、合計６台になりました。
サウンドバーガー３台と
ＳＡＢＡという名の同様の欧州機「中味はAT727です。」を
オークション等で購入しました。
これら中古機の購入は「定価より高かった」事は
言うまでもありませんが、何より「無い物は無い」のですから
「欲しい物は欲しい」人間にとって、ネットオークションは宝の
山でございますルー・・・ 散財注意ですが。。。
ううう・・・黄色のサウンドバーガーが・・欲しい・・・・ ＳＡＢＡを見る ＊ ＰＳＦ９を見る
そして それで 平成１６年９月・・・ヤフオクで。。
念願の黄色サウンドバーガーをゲットした私でした。